手紙その1

2008.10月14日

By Tohshi

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拝啓 お手紙の趣忝なく拝承
久しく御無音ながら髪も白きものが見られしも頗る元氣なる由は何より
電話の聲も若々しく不相変 飄逸な冗談の飛び出るは懐かしく存じます
不寸楮 早々                 冬柿山人
                    律子様

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手紙その2

2008.10月22日

By Tohshi

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貴女と出逢ってから六十年にもなりました。
此れから綴る手紙は皮肉にも幾千里彼方へ冥土の旅立ちから始めます
不寸楮 早々                冬柿山人
                    律殿

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手紙その3

2008.10月23日

By Tohshi

手紙その4

2008.10月27日

By Tohshi

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貴女と始めてのデートで食堂に入りラーメンを
注文して胡椒を振りかけたのが蓋が
外れコショウが全部丼に山のように
なるほど入り辛くて食べられたものでなく
淑女の前で恥かしき思いをしましたが
覚えてますか
   早々
     冬柿
お律さ

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手紙その5

2008.10月28日

By Tohshi

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家の前に病院が出来て若い看護婦さんが引越して来ました。
毎朝井戸端で白いYシャツの袖をまくり顔を洗う姿など
垣間見えると私の好奇心が唆せるのでした。
或る日石塀の向こうから初めて挨拶をされ
短いお喋りなどしました。
やがて塀ごしの逢瀬が頻りとなるのでした。
今思うとこれが恋の芽生えでした。
                早々
                    冬柿
律子さま

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