手紙その282

2009年9月1日

By Tohshi


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選挙の結果政治に疎い私は民主の躍進には驚きました。余りにも長きに亘る保守の驕りに灸を据えたものか。然し慣れぬ政治の舵取りなど民主は大丈夫か?
律子さん

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手紙その283

2009年9月2日

By Tohshi


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九月朔は、貴女の体験談として昔から言い伝えられし災害の当たり日でした。先日の台風の襲来にては房総に逸れるのでこの辺では何事もなく無事にして助かりました。この日は防災の日。各地にて訓練を行いました。
律子さん

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手紙その284

2009年9月3日

By Tohshi


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先日は娘の運転にて心臓の検査に参りました。診断では異常なし、前回の診察の折に医者から下駄履きは転倒した時は思わぬ怪我の因となるので注意されよと言うのでそれなら蛇皮の鼻緒の雪駄と洒落ました。
    呵呵呵
律子さん
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手紙その285

2009年9月4日

By Tohshi


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深夜番組で名曲の誘いから貴女の好きなグリーグのソルベージの歌を偶然聴きました。曲は奥深くかぎりなく寂寥とした旋律に聞き惚れてしまいました。貴女が若い頃私にこの曲にまつわる物語を熱っぽく話してくれました。   つづく
律子さん
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手紙その286

2009年9月5日

By Tohshi


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或る日、恋人の青年が家を出たまま戻らず悲しみに暮れている。ソルベージは彼の帰るのを幾年(いくとせ)も
待ち続けているというやるせない物語の音楽なのです。美しく歌う主旋律は一度聴いたら忘られません。貴女も天国で聴いていますか? オワリ
律子さん
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手紙その287

2009年9月7日

By Tohshi


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近頃は家の中でばかり暮らしているので空を眺めることなど忘れて天高く碧い空を暫く見ていないが早朝のひんやりした風が深まりゆく秋を天国に在す貴女が教えてくれました。
律子さん
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手紙その288

2009年9月8日

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柿廼舎の建仁寺垣に寄り添って零余子の蔓が風流に伸びているのを娘が発見。彼女はその実を噛むと山芋の味がするというのでした。昔貴女も同じことをいってました。むかごの御飯を想い出しました。
律子さん
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手紙その289

2009年9月9日

By Tohshi


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ホームページで貴女の手紙に纏わる書や絵の展覧会を催せしも八月末にて幕を閉じました。年寄りの冷や水と笑われはせぬかと思えども墨筆の勉強は道が遠く険しく思います。
律子さん
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手紙その290

2009年9月10日

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妹から栗の到来。初物ゆえ寿命が延びるとの由、早速栗御飯を所望しました。貴女は祖母から伝来の炊き方で剥いた栗の渋皮を煮出しその汁で炊くので実に素朴な風味となります。
律子さん
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手紙その291

2009年9月11日

By Tohshi


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貴女は裁縫上手な娘によく洋服を作ってもらい、色褪せるまで大切に着ていました。私は和服が好きゆえ仕事着に作務衣を縫って貰いました。朝から晩まで墨筆を弄び居らばこれが一番、性に合ってます。
律子さん
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手紙その292

2009年9月12日

By Tohshi


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日中暑くとも朝晩急に涼しくなりました。幼かった二人の男の子が寝静まる深夜に貴女は子等の部屋に行き布団からはみ出て縮こまっているのを直し温かくしてやるのでした。彼らは白河夜舟グゥーグゥーお休みデス
律子さん
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手紙その293

2009年9月14日

By Tohshi


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寒くなると貴女は軍隊の不寝番のように夜半より起きて子供等の寝状を見て回り風邪を引かぬよう布団をかけてやるのでした。貴女は子供が病気になると私の責任と口癖のようにいってました。   萬謝萬謝
律子さん
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手紙その294

2009年9月15日

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貴女は昔住んでいた古巣を尋ねてみたいと口癖のようにいってました。昔の向こう三軒両隣の格別親しかった人達が先日集まり一献傾けながら貴女の想い出を懐かしく語り合いました。皆さんは聊かも変わりは無けれども、裏の空き地には見知らぬ住宅がひしめき合って建っているのには驚きました。     その一
律子さん
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手紙その295

2009年9月16日

By Tohshi


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元の家の傍で目と鼻の先の氏神の祭礼には決まって雨に祟られるのでした。今日もパラパラときたが宵宮で明日か本番子供角力も催されシャギリ太鼓やすずの音や縁日で賑わい、当日は貴女の手作りの押し寿司が
楽しみでした    その二
律子さん
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手紙その296

2009年9月17日

By Tohshi


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子供等が幼かった頃氏神の秋祭りでは朝早くから近くの畑の中で煙火が上がるのでした。耳を劈く大音響は
煩く閉口でした。爆発した煙火は二つに割れ焦げたカラは硝煙の臭いがして家の庭にも落ちて子供等は珍しがりて拾い集めてました。
律子さん
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手紙その297

2009年9月18日

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氏神は耳石神社と称し我が家のスグ裏なのです。貴女は買い物やお使いには激しい自動車の往来を避けて境内を通り抜け近道を行くのです。本殿の傍に昔から耳の病を治すという伝説の霊験灼かな巨岩が鎮座在して篤い信仰があるのです。
律子さん
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手紙その298

2009年9月19日

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暑さ寒さも彼岸のたとえならば凌ぎ易くなりました。私は先祖の墓参り行かれぬが窓辺には貴女の遺骨の壺が傍にあらば、お線香を焚き手を合わせるもはなはだ都合宜敷朝から晩まで語り合うは昔のままなのです。
律子さん
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手紙その299

2009年9月20日

By Tohshi


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貴女の一周忌法要には当日は都合悪しと東京と大阪の姪達がお線香あげたいとわざわざ尋ねて参り彼女達は貴女の遺骨の傍で想い出話を賑やかに語り花が咲きました。神田の三姉妹と評判と噂をされしも子供の親とならば姥桜、然し昔の俤は聊かも変わりなく候
律子さん
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手紙その300

2009年9月21日

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鬱蒼とした庭の木枝を吹き抜けるは実に爽やかなる風。行楽に向かう自動車は各地にて渋滞の中、佛の日の御彼岸に便乗して自分勝手に祝祭日を繋げるは罰が当たります。貴女は急ごしらえの大型連休はさぞ驚いているでしょう!
律子さん
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手紙その301

2009年9月22日

By Tohshi


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先日、孫の運動会では応援団長で前に出て身に余る莫迦デカイ旗を振って立派な指揮ぶりに感心しました。
又、黒いシャツで威勢の良いソーラン節の演技も逞しく天国の貴女も遙か遠くから彼の成長に拍手で眺めていたのでしょうネ
律子さん
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手紙その302

2009年9月23日

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御彼岸ゆえ交通渋滞を墓参りに長男夫婦に行って貰いました。昨年に貴女が他界したので関野家と揮毫致せし墓を建てたものの何時か私も一緒に入るべく遺骨は窓辺に置いてあり、中は空っぽデス
律子さん
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手紙その303

2009年9月24日

By Tohshi


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貴女の元気な頃は墓地は心が休まるから好きだと言っては屡々先祖の墓の掃除に参りました。広い墓地の清掃の時など早飽の私は、この辺でいいだろう帰ろうか等言うと、もっと丁寧にやらねば駄目だと窘められるのでした。
律子さん
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手紙その304

2009年9月25日

By Tohshi


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庭の萩の花が咲いたと娘が教えてくれました。昔、宮城野萩の株を植えたら身の丈ほどに茂りていよいよ枝をもてあまし、傍らの草むらに可愛い萩を移し主の亡きのに今年も綺麗に花が咲きました。ご覧なさい。
律子さん
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手紙その305

2009年9月26日

By Tohshi


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仏暁とならば貴女の御手紙と俳句の書を揮毫致すが日課なれど今日から内田百閒先生の御馳走帖に倣って
下手くそな絵を添えて想い出を綴りました。酔狂なる方ならば一寸覗いて御覧遊ばせ
律子さん

近々「冬柿の御馳走帖」は、新カテゴリーとして
皆様に御覧いただけるよう、制作中です。
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手紙その306

2009年9月27日

By Tohshi


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光陰矢の如しの譬えにて過ぎ去りゆく月日の早さには驚きます。貴女の一周の法要も近づきましたが然し今にても貴女の姿は見えねど私は励まされたり叱られたり感じたりするは本当に不思議でなりません。
律子さん

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手紙その307

2009年9月28日

By Tohshi


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自慢にもならぬが貴女は我が家を離れるのを嫌うゆえ一生のうちに同伴での旅行は数えるほどしか無くてある日子供達が相談をして好きなところへ旅行するようにと奨めてくれるのでした。  つづく
律子さん

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手紙その308

2009年9月29日

By Tohshi


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貴女と三泊の京都旅行は蜜月の旅でした。私は仕事で京都へも屡々行くので慣れて詳しい心づもりがいわゆる名所旧跡には薄く貸切タクシーの遊覧でした。子供達の心遣いには感謝するばかりでした。  つづく
律子さん

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手紙その309

2009年9月30日

By Tohshi


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金閣寺には初めて参りました。余りに有名で絵はがきで夙に承知している心算にてあらためて観る気にも
起こらねどさて実際に眺めるやそれは想像さえ異なり規模も遙かに大きく感激を致しました。百聞は一見如く貴女もお目当ての所でした。
律子さん

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